お疲れ様でした!
バックステージでの乾杯に向けてひとしきり走った後は、to Uと花火や、終演後のpiha&kotiの雰囲気と、このFESの余韻に浸るまもなく、撤収はスタートするのです。
いわゆる“バラシ打ち”(撤去の打ち合わせ)はBank Bandが演奏するその最中に行われています。そこで話されている内容の中でも重要な事の一つは「どの車両から中に入れていくか」ということ。
とてつもなく大きな車両や、とてつもなく時間のかかる作業。先に出したいものや、明日にまわしたいもの。それぞれの作業工程で必要な車を順番に中に入れていくのです。
車の通行できる道や停められる場所は限られているので、間違うと大きなタイムロスを招いたり、無駄な労力がかかってしまいます。たまにわがままをいうセクションもいたりしますが、全体の作業効率をアップするため、何か見落としていることはないかと打ち合わせも真剣勝負です。「しまった、先にあれをバラしとかないと次できねーじゃん!」「その車は後だ。戻してあっちで待機しているのを先にいれて。」みたいな事がたくさんあると困るのです。