Bank Band with Great Artists
トータス松本

トータス松本

さらに気温が上がるなか、「熱い魂を持ったこの男に、身を委ねてみないか!」という櫻井のシャウトとともにトータス松本が登場!
ピンクのパンツ、赤いTシャツ、黄色のシャツというド派手なファッションで現れた松本はいきなりジャキーン!とギターを鳴らし、力強いロック・サウンドをリードしていく。ソウルフルとしか言いようのないボーカルも絶好調で、塞がっていた道がパカッと開いてしまうようなポジティブなパワーが身体に充満してくる。
「こんちはー! トータス松本です! 気持ちいい! 最高!」というMCのあとは、アメリカの伝統的なカントリー、フォークソングを思い起こさせるメロディを歌い上げる。古きよき音楽たちをしっかりと身体に取り入れながら、“トータス松本の歌”としか言いようのないオリジナリティを体現する。それこそが彼の音楽の本質なのだと、改めて実感させられる。
さらに2年前にもこの会場で歌われた「明星」へ。曲の途中で“今年もこうやって、つま恋に来れた喜び”というフレーズを入れると、オーディエンスから大きな歓声が上がる。ap bank fesの楽しい思い出が繋がっていく、本当に素晴らしい演出だったと思う。
「歌を歌うと元気になれる。みんなも歌ったらいいと思うし、歌えなかったら聴けばいい。僕らはいつでも音楽を演奏してます!」というグッとくるコメント、そして、とっておきのディスコ・チューンで会場をしっかりと盛り上げたトータス松本。気合と愛情に満ち溢れた、めちゃくちゃ気持ちいいステージだった。

M1.マイウェイ ハイウェイ
M2.ハッピー アワー
M3.明星
M4.ガッツだぜ!!

(森朋之)