Bank Band with Great Artists
真心ブラザーズ
いくぶん日差しが穏やかになってきた午後3時20分(それでも十分暑い!)。
「この方々の歌、大好きなんです。同じ時代を生きて、一緒に音楽をやってきた同志のような存在だと思ってます」と櫻井和寿が賛辞を送って登場したのは、桜井秀俊×YO-KINGの、ご存じ、真心ブラザーズ!
「どーも!よろしくお願いしま~す」と飄々とYO-KINGが挨拶して、「空にまいあがれ」からライブはスタート。
至って自然体のご両人だが、キャリア20年超えの余裕と貫禄に溢れていて、Bank Bandとの演奏を心底楽しんでいる様子。
続けて、骨太なロック・ナンバー「拝啓、ジョン・レノン」になだれ込み、ライブのテンションを右肩上がりに高めていく。
ブレイクでは「サイコーに気持ちいいです!」とYO-KING。
桜井秀俊は「名前が似ててすみません!」と開口一番に謝罪しつつ(笑)、「今年はBank Bandと一緒に演奏できて光栄です!(注:昨年、真心はBand Actとして出演しました)。ふたりのサクライさんに囲まれて演りますか?1分半で終わっちゃうけど(笑)」(YO-KING)と、文字通りつま恋に笑顔が「どか~ん」!
そして、「夏と言ったら、この曲!」(YO-KING)と「ENDLESS SUMMER NUDE」が濃厚な夏の匂いを会場に運び、立て続けに「EVERYBODY SINGIN' LOVE SONG」へ。
軽やかなビートにのって、女性コーラスと管楽器がゴージャスに響き渡り、中盤にはYO-KINGのハーモニカ・ソロ、そして櫻井和寿もリード・ボーカルを取ってステージを盛り立て、アウトロでは、世界を繋ぐ魔法のことばのように、みんなで「♪EVERYBODY、SINGIN' LOVE SONG!」とリフレイン。
フィールドには不純物ゼロの、真っさらなハピネスが隅々にまで広がっていった。
M1.空にまいあがれ
M2.拝啓、ジョン・レノン
M3.どか~ん
M4.ENDLESS SUMMER NUDE
M5.EVERYBODY SINGIN' LOVE SONG
(奥村明裕)