開催者からのお知らせ
message from 小林武史/櫻井和寿

message from 小林武史

こんな大きな震災があって動かなかったら、ap bankなんて作った意味もないな、
そんなことを考え、身近な人と動き出してたら、いつのまにかap bankやkurkkuやoorong-shaの人も、
アーティストも、food relationの仲間も、そして公募して集まってくれたボランティアの人たちも、
いまや、みんなそれぞれ想いを持って有益な行動をしています。
そして、その動きは、まだ止まることなくいまも回っています。
気がつくと、そこには想いを持った人が集まれる場所が出来上がっていました。
手前味噌ですが、ap bankを作ってよかったな、と思いました。

僕らは違う個性を持った「それぞれ」だし、繫がり合った「全体」です。
この震災の後で、その事が凄く感じられます。
難しいと思う事も勿論あります。
とにかく被災地の人の気持ちになって、というのが基本でも
関わる人も「それぞれ」でもあります。
だけど、それを含めてこんなに「全体」を感じたことも僕はありません。

今年のフェスは、その収益の全てを、震災に関わる東日本のために
使うことを前提に、開催を決めました。
僕は東日本の復興の先に希望を持ちたい。
それはap bankを作った時に思っていた未来と近いけど、もう少し力強い光のようです。

僕らはこの危機的状況下のリーダーという訳じゃないけど、とにかく音楽の使い手ではあるので、
その力を利用して、ひとつの大きな方向性を作れると、思います。
とりあえず、いま回り続けている想いを持った行動を続けて、つま恋に繋げたい。
そうすれば、今年はいつもの何倍もの大きな力が待っていると思うから、
きっと更に大きな方向性になって、その光に近づいていけるんじゃないかな。

そんなことを考えながら、ap bank fes ’11 Fund for Japanの準備に入ります。

message from 櫻井和寿

ap bankに携わることを決めるとき、ぼくの中で柱になっていたのは
「自分が日ごろ受けている恩恵に感謝をし
自分以外の誰かの為に、存在したい」という強い想いだった。

この震災に直面し
今一度、
でもあのときよりも、もっともっと強い想いで
初心の志を胸に刻みたい。
苦しんでいる人たちの為に何が出来るのかを考えたい。

志に沿って出逢い奏でるという意味の
「沿志奏逢」
心の中にその言葉を書いた旗を掲げて、つま恋に向かいたいと思います。

想いはひとつ
いまこそ、ひとつになろう。