ap bank fes'08スタッフブログ

2008/ 06/ 02

赤ちゃんがお腹にいる方のご参加

お問い合わせで妊婦さんのご参加についてお問い合わせを多くいただきます。
妊婦さんといっても、妊娠期間によって、その状態は様々なので、
一律にご回答するのは、ものスゴクむずかしいご質問です。

私も、身近な友人から、
「妊娠中でも初期のころは見た目でわからないので席をゆずってもらえなかったり、
満員電車でつぶされたりして、すごく怖かった・・」
という話をきいたことがあります。
産休の事情なんかで、妊娠をしていても通勤しなきゃならない方などは、
嫌でも混雑した場所に行くことになったり、同じような悩みをもっていらっしゃるんじゃないかと思います。
ただ、周りの方も、妊婦さんだということがわからないまま、悪意もなくぶつかってしまったり、
十分な配慮ができないことが、多々あると思います。

ap bank fesでは、なるべく多くの方にご参加いただき、一緒に楽しみたいと心から思っています。
しかし、現実としては、真夏の野外フェスなので、ライブ観覧以外の場面でも、
猛暑、急な天候の変化、徒歩での移動距離が長く、場所によっては足場も悪いこと、
駅からのシャトルバスでの移動など、暑さも疲れもあって、
急に体調を崩されたりする方が、毎年いらっしゃるのも事実です。

お腹に赤ちゃんがいるということは、1つの体に2人分の命を抱えているということ。
お母さんにとっては、大変なことであるのと同時に、何よりも、すばらしい奇跡だと思います。


「ap bank fesにいきたい!」と思っていただけるのは、主催者として、なによりも、嬉しい事です。

フェス会場でも、妊婦さんには、出来る限りの配慮をさせていただきたいと思っておりますが、
昨年も妊婦さんが体調を崩され、病院に搬送されるということがありました。
幸い大事には至らなかったと聞いていますが、「万が一」のことを考えると
とても悲しく、恐ろしい気持ちにおそわれました。
会場に救護の看護士さんが常駐はしていますが、婦人科の専門医はおりません。
そんな中で、すべての方に十分な対応をするのは、1日/2万7千人がおとずれる会場では、
時に困難な部分もあり、正直、不安もよぎります。

そのような事態を思うと、イベントにお越しいただきたいという気持ちにかわりはありませんが、
もうすぐ産まれてくる新しい命を大切にしてほしいという気持ちの方がより強いのも事実です。
赤ちゃんを守ってあげられるのは、お母さんだけです!

イベントへの参加に関しては、我慢してくださいと言う事はできません。
基本的には、個人の意志を尊重させていただくこととなりますが、
【必ず】主治医の先生、ご家族とよくご相談の上、ご自身の体、赤ちゃんの様子なども、
ご考慮いただいたうえでの、参加をお願いさせていただければと思います。

乳幼児や、小さなお子様とご一緒にいらっしゃる方も同じく、
お子様の状態や真夏の野外と言う環境を考えていただき、ご参加を判断していただきたいと思います。

また、ご自身で持病があるかた、体力に自信がないかたも、十分に気をつけて下さいね。

・・・今回、ちょっとシビアなブログになってしまいましたが・・
大切な命のために、是非考えていただきたいと思って書かせていただきました。


200705251022000.jpgところで、今日は、あじさいがキレイです★

(瀬戸)


from:fromstaff08 2008/06/02 17:03