7/24 撤収終了!

2009/07/25

今、苗場に来ております。フジロックです。今年は九州や広島のフェスに行く役目でないので苗場に来ることができました。
10代の頃、はじめて自分が体験し、通い続け影響を受けたこのフェスが、自分が30代になった今も続いていることの偉大さ、そしていまだに成長し続けているという事実に、凄いなと改めて感激しております。当時学生だった自分がフェスの仕事をしているわけですからね。大きな影響力だと思います。

初日のトリは2001年以来のoasis。「ROCK 'N' ROLL STAR」で始まり、SUPERSONIC,LIVE FOREVER,ROLL WITH IT,CHAMPAGNE SUPERNOVA ,WONDERWALL,DON'T LOOK BACK IN ANGER 等々、代表曲を網羅する凄いセットリストでしたよ!と思わずテンションが上がりますが、一日中大雨が続き、現場では山地で開催するフェスの過酷さも久々に味わっております。

13年目になるこのフジロックで今年特に目を引いたのは、会場の装飾やレイアウトだけではなくHPやZカード(ap fesでいう当日配布)でのマナー向上キャンペーンです。
「以下に該当する人はチケットを買わないでください。」というキツめの文から始まり、
「座右の銘は旅の恥はかきすてという方」、
「エコなんてどうせ流行でしょ?と思っている方」
「いざとなったら、誰かがなんとかしてくれると思っている方」などと続きます。
そういえばこのフジロックを筆頭に、世の中に野外フェスが登場し始めた当初は「来場者も意識を持って参加しなければフェスは成功しないし、来年は開催できないかもしれない。」といった“ある種の一体感や緊張感”がきちんと存在していたことを自分も学生ながらに感じていた事を思い出します。
夏の野外イベントが増えていくなかで、当たり前に存在する天候のリスクは一昨年ap bank fesは充分体験しましたが、みんなで創りあげていくという基本的な意識はこれからも各イベントそれぞれにお客さんと共有していかねばならないなと思いました。

そんな事を考えつつ、フジロックを満喫している自分の代りに
今年はap bankスタッフに最後までつま恋に残ってもらい、写真を送ってもらいました。
撤収は無事に終了しました。


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今年も撤収を最期まで見届けるのはオムニインターナショナル荒井さんです。
そんな荒井さんの背中。


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Kotiをうえから

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フードリア本部も無くなったので、休憩&昼食は外で。

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ステージもすっかりなくなりました。


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今年はいろいろとやりました。
ミニトマトプロジェクト、ステージの緑化、食良くん&最後尾看板の開発、石垣米おにぎり、eco-reso campライブとbarの深夜営業、そして、つま恋さんとの共有スペースということでキッズエリアPUUというエリアの新設もしました。
代表例としてPUUについて説明すると、実は決定に至るまで、そして決定後も、壁に当たったり、各方面よりいろいろと難色を示されたりと、正直不安になったこともありました。人が来ないのではないかという不安です。
「人が集まらないエリアでは展開したくない」という気持ちやリスクを
「人を集めるのが自分たちの役割だ」という考え方、自信、または楽観視?のような軸に繋げ続けていくことの大変さをリアルに感じた数ヶ月でした。
一つも欠けていい仕掛けは無くて、誰かが「大丈夫。やろう。」と強く言い続けて繋いでおかないとならない場面が最後まで続きましたが、それが自分の一番大切な役割であるということも改めて理解できたようにも思えます。
もちろん繋いでさえおけば素晴らしいものを創るチームだからこその実現なのですが、
結果的に予想以上の人に受け入れていただけたようでとてもうれしかったです。

いつも誰も何も約束できないところからはじまるのです。

今年も無事に撤収まで終了しました。
ありがとうございました!


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モリマサシ


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