ミニトマトプロジェクト始動です!
2009/04/13
毎年、ap bank fesを創るとき、他のフェスには無い、何かこのap fesならではの面白い仕掛けをできないものだろうかと考えているのですが、今年は「まずはこれだ!」と思ったのです。
それが「フェスに向ってミニトマトをみんなで育ててみよう!」ということです。
「みんなで」というところがポイントなのです。
我々事務局メンバーやアーティストだけではなく、比較的ap的な要素に触れる部分の多いフードエリアのみんなだけでもなく、ライブを創るステージスタッフも、そしてお客さんまでも巻き込んで、一緒に時間やプロセスを共有することがねらいです。
「命の循環の一部を実感する。」
というにはちょっと大げさでおこがましい企画ですが、ブログをとおしてリアルタイムでそれをみんなで見守る。遊び感覚も含めていろいろな人が機会を持つことが大事かなと思ったわけです。このフェスに関わる意義みたいな何かをそれぞれの温度で持ち帰ってもらえたらうれしいなと。
きっかけは、主に農業分野の担当として、豊増さんというスタッフが加わったことです。
「環境」をベースに、さまざまなテーマと向き合うap bank fesにとって、「食」の生産の部分、「農業」もとても大きなテーマのひとつなのです。
でもその農業をどうやって3日間の野外音楽イベントであるap bank fesとからめることができるか?何をどう表現できるのか?それにはやはり、農業に必ず必要な「時間」を共有することを避けては通れないのではないかと思いました。それがないと“実感”などは到底ムリな話だとも思いました。
ap bank での農業勉強会にも参加したのですが、知れば知るほどとても深く、大きいこのテーマ・・・。
ひょっとして、イベントの制作として「フェス」と「農業」はとても食い合わせが悪いのでは?
若干難しいかな・・・正直ムリかな・・・イヤ?ちょっと今年はフェスでは・・・あの・・・と思いはじめていたのですが、そんなとき、豊増氏のミニトマト話を聞いて「いいっすね!それを使おう。」となったわけです。
フェスの中で創るのではなく、創りながら育てればいいじゃん。しかもフェスに関わるみんなで。
早速、ツアー先で各スタッフの皆さんに「森?、俺たちここから更に忙しくなるのわかってるよね?おまえもだけど。」なんて怒られるかな?と恐れつつも提案してまわったところ、予想に反して「それやりたい!やりたい!」という好意的な反響をいただくこともできました。まだ秘密ですが、この企画に参加いただくアーティストの皆さんも快くノリ気です。
フェスまでのあの嵐の数ヶ月でどこまでできるかわかりませんが、
「農業」の“感動”や“喜び”、“恵み”と“美味しさ”どころか、
結果的に“厳しさ”と“悲しみ”、“失望”と“後悔”しか体感できないかもしれませんが、
それらのリアル感をお届けできればと思っております。だからみんなを巻き込みました。
農業にゆかりの無い自分がスタッフとしてできるのはとりあえずはこれなのではと思ったのです。
優しい気持ちと笑いで見守ってください。
モリマサシ
写真1
つま恋に打ち合わせに行ってきました。
満開の桜。あの夏の猛暑を想像するのにはここは少し気持ちが良すぎます。

写真2
意味もなく裸足で芝生を歩く。何故か幸せな気分。こういうのを実感と呼ぶのでしょうか?

写真3
芝生と図面と青空で作戦会議。
