Experience

Reborn Art Village

「Reborn-Art Festival」は ap bank が行う復興支援のひとつ。
被災した宮城県・石巻市/牡鹿半島を中心に行われるアートと食と音楽の総合祭です。
そのコンセプトを元にしたエリアが ap bank fes’ 18 にも登場。 それがこの Reborn-Art VILLAGE です。
3つの参加型エリアでサステナブルなつながりを実感してください。

Food booth Reborn art dinner “おいしい”の舞台裏はヒトの想いがつまってる

わたしたちの命の基本である”食”。おいしさを楽しむのはもちろんですが、加えてそれがサステナブルな循環につながっているということは残念ながら日本ではまたまだ簡単にはいかないこと。 しかし、その大変さの中でも想いを貫いている心強い生産者の方たちやシェフたちがたくさんいます。この Reborn-Art DINNING では、そんな方々をみなさんにご紹介しそのスタンスを賛同/応援するとともに、実際にその作品(想いが込められた食材と、それでできた料理はまさに作品!)をみなさんに味わっていただきながら、そこにあるテーマをみなさんにも考えてもらいたい。それが今回のReborn-Art DINNING のテーマです。 “有機” や “放牧” といった ap bank でもこれまで取り組んできた課題はもちろん、”未利用資源” や “獣害”など社会的なテーマを持ったメニューが日本屈指のシェフたちの手によるレシピでふるまわれます。 おいしく味わいながら考える、レアな食体験をぜひ!

MENU

  • 帰ってきたkurkkuキーマカレー 900
  • 牡鹿の鹿バーガー 1,000
  • 北海道産 糖化ごぼうの唐揚げ 200
  • 帰ってきたkurkkuフランクフルト 800
  • プレミアムコラボドッグ(フレンチフライset) 1,000
  • たけしのTHE豚丼 1,000
  • 石巻産・新鮮魚介のブイヤベース 600
  • 北海道産 糖化じゃがいものフレンチフライ 500
  • 熊本益城スイカのグラニテ 500
  • 帰ってきたkurkkuブルーベリーシェイク 700
  • 帰ってきたkurkku手づくり黒糖ジンジャーエール 600
  • ナチュラルワイン(赤 / 白 / スパークリング) 600

ほか各種ドリンク、アルコールも取り揃えています。

参加型アート作品 Reborn Flower House なくなるものから見えてくる希望のアート

Reborn-Art Festival はアートを楽しむ芸術祭でありつつ、被災地の復興支援の一環という側面も持っています。
今回、ap bank fes’ 18会場内につくられる Reborn-Art VILLAGE では、静岡県掛川市に来場されるみなさんにその側面をつないでいくアートができないだろうかと考えました。 そこで、<仮設住宅>をフェス会場に移設してアート作品にすることを考えつきました。その難しいテーマを具現化してくれたのは” 場” を用いた作品で評価の高い芸術家・深澤孝史さん。『Reborn FLOWER HOUSE』と題されたこの作品を制作するにあたって、彼はこう語ります。 「なくなることを前提にしたこの仮設住宅をどうすればつながっていく種にできるか。(中略)なるべくゆるやかにすんなりと普段は入らない路地に迷い込むような入り口を、作品として僕が作れたらなと思ってます」(詳しくは小林武史との対談) この作品は、実際に石巻市で使われていた仮設住宅がフェス会場に運ばれ、それは福島県産の杉材でできたジャングルジムで覆われており登ることができます。そして、みなさんの手で満開の花に覆われるようにたくさんの風船がつけられていく。風船を取り付けた人は花の種をもらうことができます。 このエリア全体をプロデュースした小林武史はこう語ります。
「ネガとポジは常につながっている。そういう想いから始まったものだから、ここからいろんなことを感じてもらえればと思っています」(小林武史)
そこからなにを感じるかはあなた次第。復興が進み、なくなっていく仮設住宅の姿からみえてくる希望のアートをぜひ体感してください。

  • 深澤孝史 (ふかさわたかふみ)

    美術家。1984年山梨県生まれ。
    場や歴史、そこに関わる人の特性に着目し、他者と共にある方法を模索するプロジェクトを全国各地で展開。最近の主なプロジェクトは、漂着神の伝説が数多く残る町で、漂着廃棄物を現代の漂着神として祀る神社を建立した《神話の続き》(2017、奥能登国際芸術祭)、埋もれた地域の歴史を現代に結びつけ直すことで、市民の主権と文化の獲得を目指す《常陸佐竹市》(2016、茨城県北芸術祭)、お金ではなく「とくいなこと」を預かり運用する《とくいの銀行》(2011-、取手アートプロジェクトほか)など。

参加型ワークショップ Seedball circke 種を通じて感じるサステナブルな未来のこと

生きること=地球とつながること。
わたしたちは食べるものから恵みを得て暮らし、その食べものはすべて自然からの恵みを得てはじめて育つもの。つまり、地球を中心にした環(わ)の中でわたしたちはともにつながっています。
そんな大きなヴィジョンは、なかなか普段の生活の中では感じにくいものです。この『Seed ball CIRCLE』では、<種>をすべてのスタートに見立て、つながりと広がりを実感できるワークショップを行います。
発案してくれたのは、シェフであり、有機農業を推進する会社の運営者でもある原川慎一郎さんとジェローム・ワーグさん。(詳しくは小林武史との対談)
「地球はわたしたちみんなの庭です。自然環境が豊かで美しくあることは、わたしたちが口にする食べ物が豊かで美しくある条件であり、そしてそれはわたしたち自身の命の条件でもあるんです」(ジェローム)。
このワークショップではまずみなさんに、有機堆肥の混ざった粘土をボール状に丸めて、その真ん中に野菜やハーブなどの種を入れボール状にしてラッピングしてもらいます。
こうしてできた<Seed ball>は、持ち帰って自宅でプランタで栽培したり、あるいは友達にプレゼントしてもよいかもしれません。他にも、後日みんなで集まってkurkku fields(木更津)の農場に植えるイベント(詳しくはこちら)も別途予定しています。
地球のどこかであなたが包んだ種が芽を出し身を結び、それがわたしたちの食の恵みとなっていく。そのスタートをここで体験してみませんか?

SCHEDULE

  • 7月14日(土)12:00-21:00
  • 7月15日(日)9:00-21:00
  • 7月16日(月・祝)9:00-21:00
  • 原川慎一郎

    静岡県出身。フランス「La Madeleine」、三軒茶屋「uguisu」などを経て目黒に自身のレストラン「BEARD」をオープンし人気を博す。その後、ジェローム氏とともに環境に配慮した食材のオーガニック化をコンセプトにした会社<RichSoil&Co>を設立し、東京神田にそのコンセプトを体現するレストラン<the Blind Donkey>を出店。

  • ジェローム・ワーグ

    仏パリ出身。米カリフォルニアの<シェパニーズ>の総料理長を長年にわたり務める。自然環境への深い洞察を元に、原川氏とともに<RichSoil&Co>と<the Blind Donkey>を日本でスタートさせる。

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