Bank Bandはap bankの可能性をさらに広げるため、小林武史、櫻井和寿を中心に結成されたバンドです。これからの未来のために"一生活者としてできること"を、音楽を通じて感じて欲しいというメッセージのもと、2004年1月にライブ「BGM~Bank with Gift of Music for AP BANK」を開催、ここで演奏した曲を新たにスタジオ・レコーディングした「沿志奏逢」を2004年10月にリリースしました。また、11月には第二回目の「BGM~Bank with Gift of Music for AP BANK」を開催。2005年は"ap bank fes'05"にて、Great Artistsと共に3日間にわたる伝説のパフォーマンスを展開。「to U」はそのコンセプトソングとして、各日のアンコールとしてGreat Artistsと共に演奏されました。そのパフォーマンスは"ap bank fes'05 DVD"でもご覧頂けます。
今回の「to U」はBank Bandの新曲として2004年末にプロトタイプが誕生し、当初は小林武史がプロデュースを手がけるボーカリスト・Salyu(サリュ)が仮歌を歌っていました。そのデモをTBS"NEWS 23"の筑紫哲也さんを始めとするスタッフが聴き、曲の世界観と"NEWS 23"のこの春の改編の"再生"というテーマが見事に合致しているということで、同年3月28日から番組のテーマ曲として採用されています。その後櫻井が歌詞を新たに書き足し、自らのボーカルを加え、"Bank Band with Salyu"という名義で7分強に及ぶバラードの大作が完成しました。作曲:小林武史、作詞:櫻井和寿の共作はこの曲が初めてです。
タイトルの「to U」の、"U"は"YOU"と"Universe"のダブルミーニングで、曲の世界観のスケールの大きさ、そのメッセージが個人のレベルにまで浸透していくストーリーを端的に表しています。この曲を通してひとりでも多くの方の、未来の新たな可能性を想うきっかけが生まれることを願っています。
また、同シングルに収録される「生まれ来る子供たちのために」は、1979年10月にリリースされたオフコースの名盤「Three and Two」に収録され、翌年3月にシングルカットされた名曲をBank Bandがカバーしたもの。日本テレビ「終戦六十年スペシャルドラマ 火垂るの墓ーほたるのはかー」のエンディングテーマのためにメンバーが集結し、新たにスタジオ録音しました。そしてオリジナルに負けず劣らず生命力あふれるカバーが完成し、昨年、iTunesにて期間限定で配信されました(この収益金の一部は、ap bankの環境プロジェックト支援のために使われます)。月間1位のダウンロード数を記録し、現在もその記録は破られていません。
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