病気かな? と思ったら。
おしえて!?toyomax(ap bank豊増)
2009年07月10日 20:06
監督のtoyomaxです。
気温も徐々に上がってきて、病気になりやすい気候になってきました。
Q:葉に白い斑点のようなものができました。病気でしょうか?
A:おそらく「うどん粉病」です。
・われわれの環境で最も多発するのが、うどん粉病だと思います。ビニールハウスや屋上、ベランダなど、照り返しで空気が高温になり、乾燥しがちな環境では、うどん粉病になりやすいので気をつけましょう。
↑うどん粉病。
・最初、葉に白い粉がついたようになって、だんだん黄色く枯れていきます。ミニトマトでは最もポピュラーな(?)病気といえるでしょう。他にもモザイク病や斑点病などがあります。雨の日にわき芽を取ったりすると、傷口から雑菌が入って病気になりやすいので、雨の日は作業しないこと!
Q:うどん粉病になると、もう枯れてしまうのですか?
A:大半の葉が落ちてしまうかもしれませんが、
樹勢をしっかり保っていれば、復活します。
・一度症状が出ると、あっという間に樹全体に広がってしまうので、思ったより葉が落ちてしまうことは覚悟した方がいいかもしれません。古い葉は、取り除いてかまいませんので、若い葉をしっかり殺菌して守りましょう。
↑実は、一番上の写真のミニトマトは、うどん粉病にやられたものです。見てのとおり大半の葉が枯れて落ちてしまいましたが、なんとか復活しました。ちゃんと実もついてます。
Q:病気を治す方法はありますか?
A:なかなかしつこいですが、
根気強く殺菌を続けていればなんとか治ります。
・うどん粉病や、その他のカビに類する病気は、菌で増えていくので、なかなか厄介です。家庭にあるもので対処するとなると、食酢や木酢液で殺菌することと、とにかく健康な葉を守ることが大切です。初期段階であれば、食酢や木酢液をしみこませた布で葉の白い粉をふきとるようにすると、効果があります。殺菌剤(農薬)があれば、速効性がありますが、家庭用に手に入れるというのは現実的ではありません。
・時間はかかりますが、古くなった葉、黄色くなった葉は取り除いて風通しをよくし、根気強く対処しましょう。あとは、ミニトマトの力を信じる!
