Bank Band with Great Artists
Bank Band

Bank Band

2012年最後のGreat Artist=スガシカオとの共演を終え、再びBank Bandとしてのステージがスタート。
「みなさんに聴いていただきたい歌があります。それはROGUE(ローグ)というバンドの、「終わりのない歌」っていう、すげぇいい曲があるんですけど。中学、高校、そしてアマチュアでバンド活動していた時もずっと好きで。Mr.Childrenのメンバーも全員好きな曲で」と櫻井が語れば、スクリーンにそのROGUEのライヴ映像が映し出される。
「今回どうしてもこの曲を歌いたくて、動画サイトを検索して観てたんですね。そうしたら車椅子に乗った方の動画があって、よく見たら、ROGUEのヴォーカルの奥野敦士さんで」と櫻井……そう、 数年前の不慮の事故で半身不随の身になられた奥野さんは、逆境をものともしない歌声と笑顔を動画サイトに公開していたのだ。
いたく感動した櫻井はap bank fesへの出演を持ちかけるも、あいにく体調が優れず実現は叶わなかったのだが、動画の奥野さんとBank Bandのセッションで「What A Wonderful World」を披露。
ルイ・アームストロングのようにパワフルな奥野さんの歌声と、櫻井のハイトーン・ヴォイスが時空を超えて交わり、響きあい、強い輝きを放ってみちのくに広がった。
「きっとどんな場所にも、どんな人にも悲劇はあって、もし自分が同じような境遇になっても、あんなふうにクシャクシャの笑顔で、ハッピーな歌をうたっていたいなと思います」――そんな決意を込めて奏でられた「終わりのない歌」は、掛け値なしに感動的だった。

「このみちのくにぴったりの曲を選んできました。自分以外の誰かの幸せを願って、祈って、この曲をお届けしたいと思います!」と、最後は「ぼくらが旅に出る理由」で再び一体感は最高潮!
それぞれの旅路を祝福するような小沢健二の名曲が高らかに響き、とびきりハッピーなムードのなか最終日前半戦は締めくくられたのだった。

M1.What a Wonderful World
M2.終わりのない歌
M3.ぼくらが旅に出る理由

(奥村明裕)