Band Act
くるり

くるり

午後4時20分――ACIDMANに続いて、みちのく2組目のバンド・アクト、くるりが登場。
「こんにちは、くるりと申します!」と岸田 繁(Vo&G)が語って「東京」のイントロを奏でれば、場内の空気がガラリと一変。
胸を焦がすような郷愁がフィールドに広がり、観る者の耳とハートをぎゅっと鷲掴んでみせる。
続く「ワンダーフォーゲル」では、推進力に満ちたサウンドで熱狂の高みへと急発進!
昨年、オリジナル・メンバーの岸田と佐藤征史(B)に加え、吉田省念(G&Cello&Vo)、ファンファン(Trumpet&Key&Vo)が正式加入し、新体制となったばかりのくるりだが、そのバンド・アンサンブルは早くも抜群の安定感とダイナミズムを獲得。
「いま出てるいちばん新しいシングルをやります」と奏でられたロックンロール・ナンバー「everybody feels the same」もすこぶる痛快! 

ひと息ついて岸田、「京都からやってまいりました、くるりと申します」と改めてご挨拶。
「今日はap bank fesに呼んでいただいて、ありがとうございます。温かいお客さんばかりでよかったです。ここ、めっちゃ好きな場所で、また来れてよかったです。ありがとう!」。
「激しいのやり過ぎたんで、雨とか降らんように大人しい曲やろうと思います――」と続けて、しっとりと、「ばらの花」をプレイ。
聴く者の心に希望と喪失をマーブル状に広げるような、とびきりのセンチメントで客席を包む。
一転、MCでは「みんな、歌好き?どんなん聴くの?英語の歌って、聴く?」(岸田)とフランクな京都弁で問いかけるなど、独特のはんなりテンポでステージは進展。
ワルツ調の「ブレーメン」では、再び切なくも雄大な景色を広げ(くるりの描くセンチメントは、いつ聴いても絶品!)、ラストは渾身の「glory days」で盛大にフィニッシュ! ステージ最前列でお辞儀するメンバーを称えるように、万雷の拍手が沸いた。

M1.東京
M2.ワンダーフォーゲル
M3.everybody feels the same
M4.chili pepper Japonês
M5.トレイン・ロック・フェスティバル
M6.ばらの花
M7.crab, reactor, future
M8.ブレーメン
M9.glory days

(奥村明裕)