Band Act
TRICERATOPS

TRICERATOPS

リハーサルを終えると「よし、準備バッチリだ!」と満足そうな表情を浮かべた和田唱(Vo,G)。
そのまま「よし、やろう!」とライブに突入してしまう自由さが、何とも彼らしい。
Band Actの2組目、TRICERATOPS。
まずは'99年のヒットチューン「GOING TO THE MOON」を演奏、和田のギターリフを軸にしたグル―ヴィーなバンドサウンドが伝わってきて、思わず身体が動いてしまう。
'97年のデビュー以来、一貫して“ダンサブルなロック・ミュージック”を追求してきた彼ら。
和田、林幸治(B)、吉田佳史(Dr)による有機的なアンサンブルは、理屈を超えた気持ち良さがしっかりと備わっている。
「TRICERATOPSのライブを初めて見た人?(すごい数の人が手を挙げて)おい! 俺らこれでも15年やってんだぞ(笑)。こうなったらやるしかねえ!」という和田のMCの後は、ロマンティックな雰囲気の「if」。
ミディアム~スロウ系のナンバーでも、しっかりとグルーヴがキープされ、気持ちよく踊れる。
これこそがTRICERATOPSの凄さだ。
ライブ後半では、心地よい高揚感と甘いメロディがひとつになった「Raspberry」でさらにオーディエンスを揺らす。
ヘビィなギターサウンドが堪能できる「トランスフォーマー」では、サビのメロディラインを観客だけで大合唱するシーンも。
最後に「いっしょに歌ってくれて、踊ってくれて、ありがとう!」と叫んだ和田の表情からも、強い手ごたえが伝わってきた。いままであまり接点のなかったバンドに出会い、その音楽に魅了される――それがフェスの醍醐味であることは、言うまでもないだろう。

M1.GOING TO THE MOON
M2.I GO WILD
M3.if
M4.MILK&SUGAR
M5.Fly Away
M6.Raspberry
M7.トランスフォーマー

(森朋之)