Bank Band with Great Artists
RHYMESTER

RHYMESTER

「今日は“男まつり”。女性アーティストは出ません! 暑苦しい男っぽさ、男性ホルモンたっぷりでいきたいと思います!」という櫻井のMCの後に呼び込まれたのは、ap bank fes3年連続の出演となるRHYMESTER。
いきなり「乱暴な歌、歌っていいですか?」という宇多丸のシャウトとともにオープニング・トラック「余計なお世話だバカヤロウ」を放ち、「余計なお世話だ!」「バカヤロウ!」という(ホントに乱暴な)コール&レスポンスが巻き起こる。
アッパーなビートといっしょに、日頃たまったものを全部吐き出す。
これもまた、音楽が持つ“効果”だ。
「いろんな情報がありすぎて、混乱することもあると思います。そんな人にお届けします」(宇多丸)という言葉にリードされたニューシングル「The Choice Is Yours」(8月22日リリース)も強烈なインパクトを残した。
往年のソウルナンバーを引用したダンス・トラックのなかで、“自分の頭で考えて、自分で決めなければ、未来は切り開けない”というメッセージをたたえたリリックがダイレクトに飛び込んでくる。
快楽的なグルーヴと現代社会の問題を射抜くような言葉がせめぎ合い、すべてのオーディエンスを刺激しまくる――それはまさに日本のヒップホップ・シーンを切り開き、牽引してきたRHYMESTERの最新モードを体感できる瞬間だったと思う。
ラストは去年、一昨年も披露された「ラストヴァース」。「もし 届くなら届けよう その先の景色見届けよう」というラインは、気持ち良さそうに手を挙げるオーディエンスの心にしっかりと刻まれたはずだ。

M1.余計なお世話だバカヤロウ
M2.Hands
M3.The Choice Is Yours
M4.ラストヴァース

(森朋之)