Bank Band with Great Artists
Bank Band

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海からの涼しい風が吹き抜ける13時35分、3組のGreat Artist(ナオト・インティライミ、Def Tech、RHYMESTER)とのセッションを終えた櫻井が、どこか照れたような、でも、やっぱり嬉しそうな表情でオーディエンスに語りかける。
「Bank Bandで自分が歌うときの曲は、いつもすごく考えます。自分が影響を受けたアーティストで、ヒットチャートを賑わせた曲とかではなく、でも、すごくいい曲をチョイスしたくて」
もちろん、演奏されたすべての曲に強い想いが込められていたのだが、特に印象的だったのは、「終わりのない歌」ROGUE(ローグ)だった。
80年代後半のロックシーンで際立った個性を放っていたたROGUE(ローグ)は、櫻井にとって「中学、高校、それから高校を卒業して、アマチュアバンドを始めてからも、ずっと好きでした」というほどの大切なバンド。
この曲を気持ち良さそうに歌っていたとき櫻井は、希望と不安を抱えながらバンド活動をスタートさせた青春時代に思いを馳せていたのかもしれない。
また、「ぼくらが旅に出る理由」(小沢健二)も最高だった。
ソウル・ミュージックのエッセンスをたっぷり含んだ華やかなサウンドと「遠くまで旅する恋人に あふれる幸せを祈るよ」というラインが溶け合うこの曲は、つま恋、淡路島、そして、宮城とつながっていく今年のap bank fesのテーマソングと言ってもいいだろう。
もちろん、オーディエンスの盛り上がりも最高潮!
「この後も、すごい音楽が現れます。身体と耳でしっかり感じて!」という言葉とともにステージを後にした櫻井。
2日目の後半、この素晴らしい時間をたっぷり堪能してほしい――。

M1.What a Wonderful World
M2.終わりのない歌
M3.ぼくらが旅に出る理由

(森朋之)