Bank Band with Great Artists
横山剣

横山剣

「準備はいい? 大人の世界に連れていってもらって!」という櫻井のシャウトといっしょに登場したのは、クレイジーケンバンドのボーカリスト、横山剣。
1曲目は最新アルバム「ITALIAN GARDEN」の収録曲「不良倶楽部」。
白いハット、白いスーツで決めた剣さんは、ラウンジ系のアダルトなサウンドのなかで男の色気に溢れるボーカルを響かせ、一瞬にして広いフィールドを掌握していく。
「俺に任せろすべて すべて任せてくれ」というフレーズがこんなに似合う人、他には絶対いない。
「えーと、イイネ!のおじさんです。イイネ!」という挨拶で笑いを誘ったあとは、ファンキーなサウンドと“どんな状況でも、笑顔とバイタリティで乗り切ろう!”というメッセージに貫かれた歌がひとつになった「いっぱい いっぱい」。
全身から放たれる“SOUL電波”がムンムン伝わってきて、思わず惹きつけられてしまいます。
うーん、やっぱりシブい!
ラストの「生きる。」も強く心に残った。
「大事にしてる曲です。人の基本中の基本、“生きる”ということを歌にしました」というこの曲は、文字通り、人が人生を全うするうえでもっとも大事なことをストレートに歌ったバラード。
渾身の力を込めて放たれた「気持ちを伝え合おう 本当のことを話そう/いつだって いつだって俺がバックについてるんだぜ」というラインは、オーディエンスの気持ちにも強く響いたはずだ。
洗練と野生味を兼ね備えた音楽性、真摯な思いのなかにユーモアを忍ばせた歌の世界、そして、溢れんばかりのダンディズム。
横山剣の魅力が120%発揮された、圧巻のステージだった。

M1.不良倶楽部
M2.いっぱい いっぱい
M3.おにいちゃん
M4.生きる。

(森朋之)