Band Act
GRAPEVINE

GRAPEVINE

初日のBand Actは、デビュー15周年を迎えた(9月19日にはベストアルバムもリリース!)GRAPEVINEから。
軽く左手を挙げてステージに登場した田中和将(Vo/Gt)が「ホンマに暑いんで、雲を呼んどきました」(この時間、太陽は雲で隠れてました)と挨拶、西川弘剛(Gt)のスライドギターを合図にまずは「光について」が演奏される。
さらに、厚みのあるアンサンブルが印象的な「スロウ」も。
どちらも‘99年にリリースされたシングル曲なのだが、骨太にしてしなやかなバンド・グルーヴはここにきてさらに深みを増しているようだ。
高い技術を持ったプレイヤーの音がひとつになり、心地よい揺れと爆発的なダイナミズムを同時に感じさせてくれる――それはまさに、GRAPEVINEの真骨頂と言っていいだろう。
「神戸で生まれて、大阪に長く住んでたんですけど、淡路島に来たのは20年ぶりくらい。
呼んでくれてありがとう」という田中も、豊かな自然に囲まれたシチュエーションをしっかり楽しんでいるようだ。
ライブ中盤には最新作「MISOGI EP」のタイトル曲「MISOGI」を披露。
そして、ラストの「Everyman,everywhere」も圧巻だった。
鋭さと切なさを共存させた田中のギターから始まり、ドラマティックなメロディラインとともに、圧倒的なカタルシスへと到達するこの曲のパフォーマンスは、この日GRAPEVINEを初めて見た観客にもしっかりと届いたはずだ。

M1.光について
M2.スロウ
M3.ナツノヒカリ
M4.MISOGI
M5.風待ち
M6.真昼の子供たち
M7.Everyman,everywhere

(森朋之)