Bank Band with Great Artists
持田香織

持田香織

前アクト、ナオト・インティライミの過剰なヒートアップ・ライブから一転、彼女の歌声はまるで一服の清涼剤のように、つま恋のフィールドを潤していった。
「この暑いつま恋に、涼しい、柔らかな風が吹いてきたような気がしません?きっと、この人が連れてきてくれているんだと思います」と櫻井も語っていたが、キュートな水玉のワンピース姿で現れた“もっちー”こと持田香織は、オープニングの「美しき麗しき日々」から真綿のような存在感を発揮。
豊かなストリングス・セクションの旋律ともあいまって、会場を柔らかなヴェールで包み込んでいった。
「私は、ap bank fesが始まった年にELTとして参加させていただだいて。7年前は隣にヒゲの濃い男の人がいた気がしたんですけど……」とオーディエンスを笑わせ(たしかにイックンいましたよ!笑)、「今日はソロとして、大切に、大切に、歌わせていただければと思いますので、よろしくお願いします! では――」と、続けてアップテンポな「悲しいときも嬉しいときも」を披露。
手を叩いて手拍子をうながせば、あっという間にフィールドからクラップが沸き上がり、<♪ラーラララ~>のビッグ・コーラスでこのうえない一体感!
もっちーもハイテンションに「後ろの人! 真ん中あたりの人! 前っ! 全員~!」と呼びかけて熱い交歓が交わされた。
「もう一曲いいですか?私、水まいたりしないんですけど…(笑)」と、ナオト・インティライミの“反則技”(by櫻井和寿)を引き合いにだして再び観衆を笑わせ、「これからもずっと先に、どこまでも繋がっていければいいなって。
ぜひ、みなさんのところまで繋がりますように……」と、最後に祈りを込めるように 「tokyo hotaru」を届けたもっちー。
優しい旋律と共に、「この希望の光を絶やさずに繋いでいくんだ」という決意が強く心に残った。

M1.美しき麗しき日々
M2.悲しいときも嬉しいときも
M3.tokyo hotaru

(奥村明裕)