Bank Band with Great Artists
JASON MRAZ

JASON MRAZ

「何年もap bank fesやってきましたが、初の海外からのGreat Artistです!カリフォルニアの風を感じてくれ!」(櫻井和寿)とのイントロダクションに誘われて、そのアメリカ人シンガーソングライターは、まるで散歩がてらふらっと立ち寄ったような風情で、アコースティック・ギター片手に素足で登場。そう、彼こそはグラミー賞にも輝いた世界的アーティストであり、LAでオーガニック・レストランを運営するなど環境問題にも積極的に取り組んでいるJASON MRAZ(ジェイソン・ムラーズ)!
「ジェイソンは音楽の“ナチュラルなヴァイブ”を感じさせる。本当にすごい力を持っている」(エコレゾ ウェブでの対談より)と小林武史も絶賛を惜しまない才人は、「ヨロシクオネガイシマス! コンニチワ、元気デスカ?」と日本語で呼びかけて、代表曲「I'm Yours」からライヴをスタート。レイドバックしたビートに誰もがゆったりと身を任せ、フィールドいっぱいに心地良いヴァイブスが広がる。スクリーンにはステージの模様と共に歌詞の和訳が映し出され (ジェイソンと小林武史の発案で、日本のオーディエンスにより想いが伝わるようにと実現されたそう)、「Yo、Yo、Yo!」と盛大なコール&レスポンスも沸き上がって、早くもフェスのフィナーレのような光景が広がった。
曲間では、通訳を介してジェイソンが語りかける――「長い道のりが待っています。あなたの光を誰かにあてて、そしてその誰かにあることを気づいてほしい、そういうメッセージを送ってほしい。これは「諦めない」という曲です」と、「I Won't Give Up」、そして「The Woman I Love」を、まるで傍の友人に語りかけるような親密さで歌い届けた。
「あなたがどこにいても、そこがあなたの家です。想像してみて、今にも墜落しそうな飛行機に乗っているところを。あなたはどこでもいいから、安全に着陸したいと願うでしょう。そのことが証明しています。つまり、どこにいてもホームなのだということを。それが、この世界を大切にしなきゃいけない理由です」――詩的でフィロソフィカルなことばに誰もがじっと耳を傾け、最後に「93 Million Miles」で今一度フィールドを沸かせたジェイソン。「すっげー誠実で、いい人なのよ!」と共演を終えた櫻井が語っていたとおり、そのフレンドリーな人柄と音楽はつま恋を丸ごと魅了した。

M1.I'm Yours
M2.I Won't Give Up
M3.The Woman I Love
M4.93 Million Miles

(奥村明裕)