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「明日(あす)ラボ」について

「明日(あす)ラボ」をスタートさせます。

ap bankが続けてきた融資も第10期を迎え、総融資件数も85件になりました。
2003年の設立から、もう6年という月日が経ちました。本当に、速い。

僕は、ap bankを設立してわりとすぐに、いずれ融資だけではなく、もう少し主体性を持った人やモノの繋ぎ方をする必要が出てくるのではないかと思っていました。自由競争の社会で成功例をつくっていくというのは大変なことだけど、融資という形では、基本的には僕らは遠巻きに応援をするしか出来ないと思ったからです。また融資というのは、きちんと返済が出来るか、というシビアなことに焦点が集まりやすいものです。
実際、ap bankに融資を申し込んでくる人や小さな団体の中には、アイデアはいいんだけど、人力が伴っていないとか、返済計画が練られてないとか、そんな理由で融資をお断りするような案件も多々ありました。しかし、それこそ人生をかけて頑張ろうとする気持ちがそこにはたくさんあって、そんな思いを繋いでチャンスにしていけないだろうかと思っていました。

例えば、そのアイデアをより良いものにしていくために、人材を育成するために、またはよりよい出会いによるシナジー(相乗効果)のために人を繋ぐこと、当面の開発費を負担したりして、「そのプロジェクトを育てていくこと」にお金を使えるといいのではないか。今までよりも半歩か一歩、前に出て、責任の一端を担うことによって、そのプロジェクトをより良い方向に進めていくことができないだろうか。

責任を担うということはリスクや覚悟もしていかなくてはなりません。
そこで、僕は櫻井くんとも相談して、今までのap bankから会計を分けたセクションをつくったらどうか、という話になりました。一般の企業などで、よく「総合研究所」や「シンクタンク」や「ラボ」などという言葉を聞いたことがある人もいるかと思いますが、そういったニュアンスに近いセクションだと思います。

一般社会では、短期の収益の見込みがないものには、なかなか手を貸せないということがあるかも知れませんが、それが持続性のある内容のプロジェクトであれば、僕らとしては応援をしていきたいと思っています。
そのセクションを「明日(あす)ラボ」と名付けました。文字通り、「明日のための、未来を持続性のある方向にシフトしていくためのいろんな試みが出来る場所」そんな意味を込めました。この「明日(あす)ラボ」に適正なお金をap bankから拠出し、明日(あす)ラボはいくつかのプロジェクトに参画したりコンサルティングを行ったりして、定めた期間のうちにap bankにお金を戻す、そしてそれを循環させていくことを行っていきます。

なので、これからみなさんが、ap bank fesのチケットを買ったり、Bank BandのCDを買ったりして、ap bankが得たお金の一部が、融資だけでなく、こういった事柄にも使われていくということを、どうか理解していただきたいと思います。

「明日(あす)ラボ」が今取り組もうとしているのは、農業、風車プロジェクト、植林などなど、です。
詳しいことは、これからオープンするウェブマガジン「eco-reso web」の方でお知らせしていきたいと思っています。

「明日(あす)ラボ」の取り組みや人との繋がりを、できるだけ面白く、みなさんに読んでいただこうと思っていますので、そちらもぜひ楽しみにしてください。

小林武史
ap bank fes’09 / 2009年7月18(土),19(日),20(月・祝) 会場:つま恋(静岡県掛川市満水2000番地)
ap bank fes’09 事務局(24時間テープ応答)0180-99-5522
※PHS,一部の携帯,固定電話,国際電話,列車公衆電話からはご利用いただけない場合があります
主催:ap bank  企画・制作:ap bank/OORONG-SHA
協力 :掛川市/つま恋 運営:サンデーフォークプロモーション

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